ルビーとサファイアは同じコランダム(鋼玉石)でいわば姉妹の間柄、酸化クロム
を含有するものが赤色のルビーになり、酸化チタンが加わったものが空色系の
サファイアになります。
どちらも混入の割合が1%見当のとき、いちばん澄んだ美しい色合いになります。
天然宝石ならではの複雑微妙な色の混合が素晴らしく、疵、黒点、褐点、色むらなどが多少あるのが普通です。これらの欠点は、あまり目立つものでなければ、愛すべき特徴といえます。
古代のインド人は、ルビーの中に永遠の火が燃え続けていると信じ、これを水の中に入れると水が沸騰するさえ思って恐れ尊んでいました。
ルビーの語源はギリシア語のルーベン(赤)で、中世のころの貴族や宗教家たちはビーズ状にして首に下げ、愛と献身の石とし、医学的には痛みをやわらげるもの、リウマチをなおす石とされていました。
優秀なルビーは、輝きの強い,澄みきった濃赤色のもので、ビジョン・ブラッド(鳩の血の色)といわれるダーク系の深い赤色のものが最高とされます。
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